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学生時代、学校に行くのが楽しみで仕方がなかった。特に高校時代は本当に楽しかった思い出がほとんどだ。そう言うと大抵の人が勉強が出来たんでしょ?って聞いてくる。断っておくが、勉強は出来なかった。成績は到底褒められたものじゃない。優等生でもない。どちらかと言えば、劣等生の部類に入る。
じゃあ、何故そんなに愉快な学園生活を送れたのかといえば、頼もしい仲間がいたからである。類は友を呼ぶという諺があるように、いかにして楽しむかということを念頭においている連中が集まっていたからだ。 とにかく、楽しいことを追求していた。真剣な授業中でも僕らはいつも何か企んでいた。特に先生をからかうことに対して僕らは情熱を注いだ。たとえば、話し好きな先生がいると、授業が始まるや否や勉強にはまったく関係のない話しを振る。昔話を聞きたがる素振りをしては授業の大半を脱線させる。これがまたたまらなく面白いエピソードを持っているから、聞いている僕らも楽しめる。時にはうなずいたり、突っ込んだりしていた。ただ、真面目に勉強をしている生徒にしては、はた迷惑なことだっただろう。 そんな僕らの作戦を見抜く先生もいた。そういう先生の授業を受けるときには、各自が持参してきた漫画を読みまわしていた。当時流行っていたのは、吉田聡原作の「湘南爆走族」「ちょっとヨロシク」である。両方とも傑作である。仲間内では「ちょっとヨロシク」が人気だった。とにかくシュールで面白い。僕らが授業中大人しくしているというのは、漫画を読んでいるときだ。ただ、あまりにも面白いので笑いをこらえるのに必死だったけれど。 休み時間ともなると、昨日見たテレビ番組やら、深夜のラジオ番組での話題で盛り上がったりしていた。2時間目が終わると、僕らの仲間内では早弁タイムが始まる。中にはツワモノがいて授業中に早弁をする仲間もいた。まぁ、匂いで直ぐにばれたけど。そんなことで僕らは懲りない。何度も挑戦するのである。最後には先生も呆れて「ん~、いい匂いをさせてるな」という一言で終わる。いわば僕たちの勝利である。 それにしても、個性的なメンバーが集まった。愉快な仲間たちだ。それぞれの役割分担が決まっていた。僕は先生をからかうのがメインである。とりあえず、授業中、隙があれば先生に突っ込むのである。要するに揚げ足をとったり、あることないことを言ったりしたのである。当然、烈火のごとく怒られる。その姿を見て仲間は大笑い。僕も心構えが出来ているので笑いながら説教を受ける。 後は、イラストを描くのが得意だったので、同級生やら先生の似顔絵をデフォルメして描いたりしていた。特にマイブームだったのは、目玉親父を描くことに夢中だった。ちょうど、その頃、流行っていたのは北斗の拳。マッチョな目玉親父を授業中に描いては、仲間内に回して爆笑をさそったりしていた。それが病みつきになる。 すると、徐々にエスカレートしていく。何せ高校生とはいってもまだまだ子供である。とうとう僕は仲間の教科書に落書きをしていくのである。何せ勉強などはそっちのけだったから、教科書は学校に置きっ放し。隙を見てはとんでもない落書きをする。もう、ここでは表現できないようなイラストを描いて、そいつが教科書を開いたときのリアクションを見て楽しむのである。笑いをこらえながらしてやられたという表情がとても愛おしい。 でも、そいつも負けてはいない。やられたらやり返す。それが僕ら仲間内での暗黙の了解である。僕の教科書を隠して、代わりにエロ本をロッカーの中に入れられたりする。それもエロ本だとわからないように細工をしていた。こちらとしては教科書だと思い込んでいるので、中身がエロ本だと気づいたときには、授業が始まっている。こちらを見てニヤニヤしている仲間を見て悔しがると同時に笑いがこみ上げてくる。気づかなかった僕の負けである。 とにかく仲間内でも油断は出来ない。楽しさだけを追求してきた僕たち。しかしそんな僕らにも天敵となる先生がいた。その先生とのバトルは僕たちが卒業するまで続くのであった。そのエピソードは、また別の機会に。
by yoshibou225
| 2011-10-30 03:12
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