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話は小学校時代にさかのぼる。高学年ともなるとそろそろ性のことに関して興味を抱いてくる時期だ。当時はビデオデッキすらなかったので、アダルトビデオなどの存在すらなかった。あるのはエロ本である。しかし、小学生で堂々とエロ本など買えるわけはない。どうしていたのかといえば、草むらや公園などに落ちていたエロ本が僕らのバイブルとなっていたのである。今から考えると想像もつかないだろう。だって無造作に落ちていたのだから。
そうして、僕たちの青春いや性春は始まったのである。落ちているエロ本ではあまりにもみすぼらしいので友人たちとお金を出し合い自動販売機で売っているエロ本を買おうという暴挙にまで出そうになったが、さすがにお金がもったいないということになり、それぞれの自宅にあった父親が買っていた週刊誌などのヌード写真を切り取り寄せ集めていた。 勉強もそっちのけで、何をやってんだかと思われるだろう。ただ、小学生の好奇心を舐めてはいけない。自分自身でも持て余すような好奇心や情熱はすごい。真面目な子はきちんとそんな好奇心や情熱を勉強へと費やしていたのだろう。けれど、基本的に馬鹿な連中ばかりが集まっているので、勉強という二文字は存在しなかったのは事実である。 ただ、ここで勘違いして欲しくないのは、毎日エロ本ばかりを集めていた訳ではない。普通の子供なりに野球やサッカーをしたり、かくれんぼをしたりして、それなりに充実した放課後の時間を過ごしていたのも事実である。ただ、週末となるとやはり間違った性春への情熱が僕たちに火を注いでいたのも事実だ。 しかし、何事にも限度がある。しまいには担任の先生に見つかり、親が呼び出されて説教をされる始末。その帰り道、母親は一言も口をきかずに軽蔑の眼差しで僕を見ていた。さすがに反省した。ただ僕の場合は、これからは、もっと慎重にしていかないといけないという、間違った反省の仕方をしてしまった。今から考えると困ったものである。 それから、落ちているエロ本には手を出さずに、少し大人向けの文庫本を読み漁っていく。そこで少しでもエッチなシーンが出てくると得をした気分になった。これで見た目は立派な読書が好きな子供に写っている。でも実際の動機は違うから、恐ろしいものである。ここまでくると情熱というより執念と形容したのがいいかもしれない。 今となっては懐かしい思い出だけれど、読書をすきになった理由が性への憧憬だとは。我ながら恥ずかしい。とはいえ、きっかけはどうであれ、小説やエッセイを読むのが趣味になったのはいいことだと自分自身に言い聞かせている。
by yoshibou225
| 2011-10-19 20:08
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